医院ブログ

2023年09月12日(火)

食生活について!

こんにちは!歯科衛生士の内田です。

9月に入り、カラッとした暑さになってきましたね。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

7月のブログでは、むし歯について書かせていただきました。

(こちらから読むことができます)

このブログでは、食生活がむし歯の発生にどれだけの影響を及ぼすかが分かります。

 

現在、歯科疾患は生活習慣病であるという認識が強まっています。

下の図から分かる通り、歯周病やむし歯はメタボリックシンドローム(脂質異常症)の入り口と考えられており、

人生で一番初めに罹患する生活習慣病です。

歯科治療歴が多い方のほとんどが、生活習慣病を患っているという統計もあります。

むし歯や歯周病になりにくい生活習慣を目指すことで、結果として糖尿病や高血圧などを防ぐ可能性が上がります。

むし歯、歯周病など歯科疾患の発生には、患者さん自身の食習慣が原因となっている可能性があります。

歯科疾患の根本的な解決や再発予防のためには、

現在の食生活の問題点を把握し、改善していく必要があります。

そこで今回は、食生活についてお話ししたいと思います。

 

現代人の食事の問題点の1つが、加工食品です。

加工食品は乳加工品、肉加工品、調味料、菓子、レトルト食品、

インスタント食品、食パンなど、多岐にわたります。

これらは調理が簡単ですぐに食べることができ、安価であることが特徴です。

しかし、塩分や砂糖が多く含まれている上、ミネラルや栄養分が少ないなどの問題があります。

また、工業食品は健康を育むためというよりも、商業目的の方が強くなっています。

白砂糖や油脂、化学調味料は食べたら食べるだけもっと欲しくなる味で、習慣化する可能性の高い食べ物です。

これらを一切食べてはいけないという事ではなく、あくまで習慣化させないことが大切です。

 

 

歯科医師のW.A.PRICE博士による著書「食生活と身体の退化」には、

アンデス高地においてインディオ文化の中で暮らす原住民達の、

近代文化流入による変化が記されています。

元々その土地で採れた食材を食べて生活してきた原住民達は、

むし歯や歯周病、全身疾患もほとんどなく、歯並びのズレも見られませんでした。

堅い歯応えのあるものでもしっかり噛むことができ、

発達した骨格や歯列弓を持っていたことにより、一生自分の歯で食べることができていました。

 

しかし、彼らの生活に近代文化が流入してきた事により、状況が変化した様子がこの本に記されています。

近代化した商業食品が入り込んできた地域では、むし歯や歯周病が発生しました。

また、歯列の歪みも見られるようになりました。

感染に対する免疫力の低下や骨格の未発達など、文明化が及んでいない地域のインディオ達とは大きな差が生じてしまいました。

これらの変化はイヌイット原住民やアメリカ原住民においても同様に見られました。

そしてこれは歯科に限らず、ガンなどすべての生活習慣病にも言えることでした。

 

野生動物と飼育動物との間にも同じことが言えます。

飼育動物は人間の食事をもらったり、柔らかく加工されたものや砂糖が含まれた物を食べるため、むし歯になります。

野生動物は歯ブラシを一切しないのに、むし歯や歯周病にはなりません。

 

以上のことから、歯科疾患を根本的に解決するためだけでなく、

生活習慣病予防、そして健康寿命の延伸のためには、食生活を整えることがとても大切だと分かります。

 

食生活の見直しをする時に、完全な無農薬、食品添加物無配合の自然食を実践する事は現実的に困難です。

加工食品を完全に遠ざけることは難しいですが、日本の伝統的な和食なら生活に取り入れやすいと思います。

そこで、具体的に食事で取り入れていただきたい食品をご紹介します。

まごわやさしい+玄米」で覚えて下さい。

(画像はクリックすると拡大されます)

和食は日本古来の発酵食品を使用するため、

日本人の体質に合った食事をとることができます。

味噌、お醤油、納豆などは乳酸菌が豊富で、整腸作用があります。

お野菜ならその季節に合わせた物、つまり夏なら体を冷やしてくれる夏野菜(トマト、茄子、きゅうりなど)

冬なら体を温めてくれる根野菜(人参、ごぼう、生姜など)を取り入れると良いでしょう。

お米は未精製の玄米や雑穀を取り入れると、血糖値の急上昇を抑えることができます。

 

また、調味料は良質な物を使うと、ミネラルや乳酸菌を取り入れやすくなるため、

砂糖や塩は精製し過ぎていない物、お醤油や味噌はしっかり熟成された物を選ぶことをおすすめします。

昆布や鰹節などの旨みを活かした食事なら、低カロリーで満足感を得る事ができます。

 

 

食生活の乱れによる身体の変化が最も顕著に現れるのが、口腔内です。

(歯茎の色味、汚れの付き方など)

歯科衛生士はメンテナンスの際、単に口腔内を綺麗にするだけでなく、

身体全体の状況の変化を見逃さないようにしています。

場合により食生活についてのアンケートをとるのもそのためです。

 

定期的なメインテナンスや当院で取り入れているPOICケアももちろん大切ですが、

口腔内を綺麗に保ち、健康を手に入れるためには

食生活も含め、総合的にバランスよく管理する事が大切です。

食生活についてより詳しく知りたい方は、当院のスタッフに聞いてみて下さいね!

一覧に戻る

〒167-0051 東京都杉並区荻窪3丁目47-15

診療時間
10:00-13:00 - - -
14:00-18:30 - - -

休診日:水曜日、木曜日、祝日
※祝日のある週の水曜日は通常診療日です

03-6915-1627

WEB診療予約

top